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「君とだったらいいよ」

2021年02月28日 12:00

「君とだったらいいよ」


気づいた瞬間に走ったノイズは
行方のどこにもなかった 風景へと入れ替わる
メモへと殴り書きしていた暗号
すらすら読み解くみたいに 感情なら堰を切る

 清潔過ぎる世界が 時に猛毒のようでも
 今は其処にひたすら行きたい

  「君じゃなきゃだめなんだ」 陳腐な台詞だな
  俺の両手のように 手垢にまみれてる
  そんなのどうだっていいなんて 嘘みたいだな、君に会いたい


滴る雫なら鋼を穿つ日
掘り進めた鶴嘴なら 岩肌さえ拓く時
それなら此処だなと確かに立ってる
世界を敵にしなくても 今ならそう思い込める

 下世話に過ぎる世界に 不意の美しさ見つけた
 今の俺はやっぱりおかしい

  「君とだったらいいよ」 そう言ってくれないかな
  俺は瞼の裏で 卑しいもの見てる
  見上げた空は雲ひとつない それはつまりだ、君に会いたい


   青臭い言葉に 憧れる頃も過ぎ去り
   折れた夢、希望が この胸に刺さってばかりだ
   もうどうせ阿呆に なるならば目下がそうだろう
   太陽は土砂降り 逆算を塗り潰していく 


  「君じゃなきゃだめなんだ」 陳腐な台詞だな
  だから今日も誰かが 誰かに言うんだな

  「君とだったらいいよ」 そう言ってくれないかな
  俺は木偶坊のまま 生まれ変わってく
  冷たい音が彩る世界 其処で踊ろう、君に会いたい


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「お前、こんな音してたんだな…」 ~令和三年、スピーカーを買う。

2021年02月20日 12:00

●ここ数年漠然と欲しいなぁ、と思うがままにしていたものを買いました。

スピーカー。

十年以上使い続けてきたスピーカーに限界は感じていたのですが、
聞けるからいいかと放っておいた状況を一変させたのは、社用車。

社用車のカーステレオが非常に音質がいい、
windows10を使ってるはずのPCより余程いい音を出す。
これは変えるべきだ、とモノ探しの得意な妻に依頼して、
ネットで評判のよかったスピーカーを購入。

金額、二千円。

極度に音痴な自分の耳を信用してないので、
前のよりは良くなるしいいだろうと、妻のおすすめを即決。


さて、早速夫婦で試聴。

私「…これまでのスピーカーはおもちゃでした」
妻「これ2000円の音じゃない。10000円、いや20000円のだ」

低音がはっきり聞こえるの気持ちいい、
一音一音がくっきりしてる、振動が心地いい、
何で今まで買い換えなかったと後悔、
何でこれが二千円で買えるんだと二人して驚愕。

臨場感が増したり、これまで拾われなかった音や呼吸音を拾ったり、
予想を遥かに超える満塁ホームランだと二人で小躍り。


これでミュージックライフのクオリティが一気にあがったと、
意気揚々と色々聞いていくと、
一部の曲に音が若干割れたり、
寧ろ最近の曲は音が引いたりすることが判明。

パソコンのサウンド設定やiTunesのイコライザをいじって、
どうにかこうにかそういった曲も聞ける程度のところまで持ちあげられました。


いや本当にもったいないことしてました、
いい音で聞く音楽は生活の質まで上げる気もします。
特に70年代、80年代の曲が生まれ変わって、
「お前、こんな音してたんだな…」と寧ろ驚愕するほど。

何で今まで買い換えなかったと後悔した分、色々と聞き直そうと思います。

よくまぁ無神論者寄りになったなんて言えたなぁ

2021年02月10日 12:00

●自分は福岡に来てからしばらく、
稚拙な「神なんていない」という思考形態で、無神論者になったつもりでいた。

それがここ最近はどうだ、
ジンクスだの験担ぎだのマーフィー的なものだのを、
御大層に気にするようになっている。

忘れたら降りかかりそうで仕事の何かしらを頭の片隅に留めておいたり、
上手く行った時の挙動をトラブル時に無理になぞろうとしたり、
会社のスマホにあれやこれや念じたり。
挙げ句に人智を超えたもの、
見えない何者かへのアピールを脳内でよくしている。


お前そんな感じでよくまぁ無神論者寄りになったなんて言えたなぁ、
と呆れたりもする。


結局の所抜けない、
自分はペシミストで幸不幸をなるべくフラットにと思う人間であある宿痾。
要するに「何もない」でいたいのだろう。

所詮培ってきたものなど、人生が大きく変わるような節目ですら、
その隙間をすり抜けて連綿と入ってくるものだ。


「困った時の神頼みで救ってくれる神を時と場合に応じて信じる」
この神には注釈が必要だが、それは全て取っ払って、
そんな心根の一つを携えて生きていかねばならないのだ、それが自分だから尚更。




●昔からここを見てる方にはわずかに覚えてるかもしれませんが、
以前、「堀さんと宮村くん」というweb漫画にはまっていた時期がありました。
自分がジュブナイル物をリアルな温度で楽しめた、
そのギリギリで滑り込んだ漫画だから少しばかり思い入れも強いです。

最近になって、この作品が紙媒体でリメイクされた「ホリミヤ」が
ようやくアニメ化されたことを知って、慌てて追いかけました。

私が鹿児島に居た頃から連載していたはずなので、
何か長くかかったなという印象なのですが、原作のツボはしっかり抑えていて、
久々にまともに見るアニメ作品になりそうです、というかなっています。


とはいえ私なので、
もどかしい感じの中高生カップルを見かける度に、
「可及的速やかに死のう」と思ってしまうような人間なので、
「死にたい」とつぶやいた回数は数しれず。

この死にたいは勿論、本当に死のうと希求することではありません。
この定義を言い始めたら面倒なやつになるのでやめときます。


久々に青春群像の作品を見ます、福岡に来てから初めてでしょう。
僅かばかり心にも変化があるかもしれません、揺り戻し的な。

それもまた楽しめるだろう齢になりました、
人間、老いては色々と抜け落ちて俯瞰視できるようになるものです、多分。

かがみうつし

2021年01月31日 12:00

かがみうつし


姿も心も違ったけれど 鏡写しのようなふたりだった
夕暮れ川辺で摘んだ花を そっと分け合うようなふたりだった

迫った影へと怯えながら 祈る横顔そっとなぞりながら
お互い以外は何もいらない そう思えてた時が
氷の中で誇る花があった

 あなたがわたしの知らない人と
 結ばれ新しい命紡いで
 それでも痛みを思い出す頃
 わたしもどこかで想うのでしょう


命も体も違ったけど 鏡写しのようなふたりだった
羽化できなかった蝶の躯 とても似てると笑うふたりだった

叶わぬもしもを描きながら 冷えた指先強く握りながら
ふたりにだけしか見えることない あの許された日には
眠るふたりをくるむ蝶があった


   どこまでも沈めたら幸せなんて呟いた
   反射して散らばった冷たい水の輝きは 証の切先


 わたしがあなたの知らない人と
 結ばれ新しい命紡いで
 それでも痛みを思い出す頃
 あなたもどこかで想うのでしょう

 ふたりがふたりの知らない人と
 暮らしていつしか不意に会う時
 戸惑いながらも微笑むならば
 ふたりの全ては報われるでしょう


姿も心も違ったけど 鏡写しのようなふたりだった
どうしようもない宿縁には 抗えずに泣いたふたりがいた



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withコロナは日常ではなかったはずで。

2021年01月20日 12:00

●福岡に二度目の緊急事態宣言が発出されましたが、
明らかに雰囲気はだれてますね。
日常とほぼ変わらない緊急事態が展開されてます。

自分の仕事は一度目でも何も変わらず、
ならば二度目が何も変わるはずがありません。

もう既に罹患していてもおかしくないわけです、
この一年で二三度は風邪の症状がありました。
秋口の風邪は夫婦とも咳が長引き、
おそらくあそこだろうという話を思い出したようにしています。


悪く取れば、これがwithコロナなのかもしれません。
もうCOVID-19が日常として日々の横にあって、
一種の洗脳のように、嫌な共生をするのが当然となってしまう。

withコロナはそんな言葉じゃなかったはずなんですけどね。


志村けん氏が死んだ時が一番、日本で緊張感があったと思います。
「では今なら…」というよからぬ発想も浮かんでしまいます。


我が身の、誰彼の将来のためにも終息してほしいものです。
チャンスが巡れば、ワクチンは早めに打とうと考えています。



●NHK福岡で放送された、
『「筑豊のこどもたち」は今』というドキュメンタリー番組を見ました。

昭和30年代、炭鉱が減り失業者に溢れ貧困にあえぐ、
筑豊の貧しい子供達を撮った写真集、
その表紙の小学生の少女とその周辺のその後を追った話。

印象に強かったのは少女の父親が亡くなった時、
ナレーションに「失業、低賃金と挫折にまみれた一生を終えた」のような紹介を、
骨壷の写真と共にされたことです。
当時の本に書かれていたのか、強い表現に鈍い衝撃を受けました。


北九州、筑豊には未だにそういう地域があります。
色々と巡る仕事をしているので、目の当たりにする機会は多いです。
その度に少しばかり色々なことを考えてしまいます。

それは福岡市内のありとあらゆる場所にいるホームレスを見ても思うことです、
一年後、そうなっていない保証はどこにもない。
そもそも生きてるかどうかも定かではない。

逝去時の少女の父親にそんなに離れていない年齢ではあります。
我が身を考える時間は増えました、これまでと違う意味で。


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