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Various If (エブリシングズゴナビーオーライ)

2019年04月21日 12:00

Various If (エブリシングズゴナビーオーライ)


そんなこと言われても 困るよ今更
六年もの間 ずっと好きだったとか
少なくともあの日から あの日の間に
言い寄られていたら 頷いてたはずで

沢山のもしも巡る 十代の交差路

その頃につきあってた 彼女は茶化して
「あの子といたほうが よかったんじゃない?」
少なくともあの頃の あの僕ならきっと
死ぬまで一緒だと 死ぬほど思い詰めた

枝分かれだけが見える 帰り道十字路

 日々の荷物は 重くなったり軽くなったり
 鍵を回して しまっておくことばかりで
 そんなもんだろう
 それでいいだろう


後ろめたい官能は お呼びじゃないって
鍵だけいじくって 自宅へとたどり着く
見慣れてる顔を見て 何だか新鮮で
抱きしめ、疑われ 弁解なら愛嬌

沢山のもしも消えて 残された今日だろう

 日々の荷物は 重くなったり軽くなったり
 人生の流路を 選んでみたり運ばれてたり
 そんなもんだろう  (エブリシングズゴナビーオーライ)
 それでいいだろう  (残念ですが言えやしないや)

 鍵を回して しまっておくことばかりで
 それを開けずに 胸の底へ沈めていく
 (そんなもんだろう)  エブリシングズゴナビーオーライ
 (それでいいだろう)  ジョークとしても言えないもんだ
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今日、こんな夜だ

2019年04月12日 12:00

今日、こんな夜だ


ビルに囲まれた 青い空の下で
いつか諭されたように決めたことが 蘇り声が出る

頭は緊箍児をつけられたみたく 
捨てたふりの誓いに 痛み 傷み

 明日頑張ろうなんて ふざけても言えない時がある
 今日をやりきった末に 失った未来が顔を出す
 そんな夜だ


どこか逃げ出そう 強く願う裏で
幕に駆け込みながら間に合わせた そんな何もかもから

やがては誅されて切りつけられると 
夥しい憂いに 歪む 旱る

 昨日しくじった全て 償えど病みつく時がある
 今日が終わりゆく刹那 後悔が注がれ溢れ出す
 そんな夜だ


  こんなふうに続いてく
  凍えて焦げつく様を 他人事で見晴かす
  あの空が見下ろした
  僕ならまた空を見る 僕なら今日までか? ―からか?


 今日が終わらないことを 疎ましく思える時がある
 今日が続きゆくことを 望ましく思える時もある

 そしてその留めとして 迎えゆく仕舞いの時がある
 今日がそうなんだとして それでいい、と眠るべきなのは
 こんな夜だ
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水泡にキス

2019年04月03日 12:00

水泡にキス


あの頃砂へと書いた言葉は墓標
二人の日々みたく 未来へ残れずに波に攫われた 

あれから罹った病みつくまでの情動
一人の端々で 尖った罠になり僕を傷つけた

 記憶を塗り替えて 全ては流れ行く

  水泡にキス それだけでいい
  甘く脆く苦く奇麗 そんな思い出
  触れる先から 破れて裂けて
  やがて埋もれ化石になる それを望んでる


あの時貴方が見せた笑顔は慕情
どんなに足掻けども 錆てもただ回る夢に遊ばれた

 気づけば忘れてく 無くせば思い出す

  水泡にキス それだけでいい
  甘く脆く苦く奇麗 そんな思い出
  アルミホイルの 海へと砕け
  この心へへばりつけば なんてこと思う


   海へ行く 二人を知らない時が泳ぐ
   夕暮れに 二人が遊んだ波が引いた

   海を見る 貴方の浅瀬で人が遊ぶ
   真夜中に 貴方の一つも得られなかった 僕を知る


 「貴方のあの笑顔 諦めだと悟る」

  水泡にキス そうする前に
  甘く脆く苦く奇麗 そんな思い出
  波頭と共に 遠くへ去って
  後は何も残らないで 一人ただいる

  水泡に帰す
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光のほうへ旅立つ

2019年03月25日 12:00

光のほうへ旅立つ


人生の春を謳歌する者と 
人生の秋を迎えた者が
口を揃えて告げる 「君は君のままでいいんだ」と

誰かに優しい言葉をもらう 
誰かが厳しい言葉を放つ
心揉みしだかれて いっそ消えてしまいたくなる

全ては取りようで変わるもの 難解なパズルを渡される
否定と双生児の肯定に 確信は身重く横たわる

 歩き続けた人がまた一人 光のほうへ旅立つのを見た
 それに呪詛など 吐くことなんて無い
 ひっそり祝福を 日陰から送ればいい


  もしかしたら僕は 僕が思うよりも
  愛された人間なのかもしれない 美しい人間なのかもしれない

  もしかしたら世界は 皆が思うよりも
  真実に塗れてるのかもしれない 願うようになってるのかもしれない


未来を壊す策略する者と 
未来を創る構築する者が
口を揃えて叫ぶ 「この世界は間違っている」と  

全てを遠巻きに眺めてた これからがその近く空を切る
悲観と双生児の楽観に 疑念なら身軽く呆けてる

 歩き疲れた人がまた一人 光のほうへ旅立つのを見た
 それに涙腺を 壊すことなんて無い
 叶わぬ夢揃え 同じだと笑えればいい

 歩くその果て、誰かまた一人 光のほうへ旅立つのを見た
 乗じ損なった 随分と遠くなった
 またも残された 光のほうへ旅立つ

 その日はまだだ
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アネモネ (さよならの押し花)

2019年03月16日 12:00

アネモネ (さよならの押し花)


さよならをくれた貴方へ復讐を
まだ生きてるわと 言いに行きます―


長い雨が続いた 最後の夜だった
傍のアネモネの美しさだけ 覚えてる
短い別れの言葉 惨めな夜だった
濡れたアネモネを慈しむように きつくもいでは抱いた

 叶わないこと知っていた
 忘れないのは 「忘れろよ」という言葉

さよならをくれた貴方へ復讐を
ただ一つだけ 消えず残った


長い月日それから 繰り返すことにも
疲れたアネモネの頃に届いた 何も知らない知らせ

 全ては私のわがまま
 生まれたのは かさぶたをなぞる傷

さよならをくれた貴方はもういない
夢から覚めた 悪夢になって


  あの頃願ったのは 貴方の周りの不幸じゃない
  どんな形でも愛されること
  そうして誓ったこと 貴方にいつしかまた出逢う日
  私の命を刻みつけること


さよならをくれた貴方へ復讐を
まだ愛してると 言いに行きます

花々に沈む貴方に片割れを
あの日抱いた花 胸に置きます―
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グラデーション

2019年03月07日 12:00

グラデーション


円やかな坂道を 上ったその先には
帰れそうな場所がある気がした

一律に白い空 果てなく続きそうで
それでいてここで途切れそうで
僕はしばらく眺めてた

 誰かが「いち抜けた」で 去ったこの世界で
 適当さと必死さの
 グラデーションを行き来してる


鬱蒼とした森の 視界がふっと拡がり
陽だまりが踊る草原を見た

そんな夢に起こされて 無理やり家を出れば
曇天が賑やかに連なり
僕はしばらく眺めてた

 誰かが見定めてる それが僕の顔だ
 鏡になら映らない
 グラデーションで今に染まる


  何かを真剣に願う日
  そんなこと冷笑に付す日

  対義語の間を心なら
  いつだって左へ右へ
  それを優しい顔の 死んだ僕がしばらく眺めてた


 誰かの言葉後に 狼狽えて彷徨き
 悩み疲れた朝の
 グラデーションが街を包む

 誰かが「いち抜けた」で 去ったこの世界で
 選ばない、を選んでは
 グラデーションの僕を纏う
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何者でもない

2019年02月26日 12:00

何者でもない


望みが叶う妄想消えて
外灯で遊ぶ雨を見てた
昨日の月が電線で 綱渡りしてたあたりだ

 何者にもなれなかった君と僕が 
 荒れ狂う川を眺めてる
 「いっそここで飛び込めたら幸せだね」 
 頷けない僕なら 何を願う


心が折れる音なら何故か
懐かしい人の声に似てた
スポットライトが跳ねる街 踊り場はたまに揺らいだ

 何者にもなれなかった君と僕が
 土砂降りの雨に打たれてる
 記憶のように霞んでいる街明かりで
 暖を取る君なら 何を思う


   「明るいことしか歌えない歌で街は汚れてる」


ここは奇跡がなかった世界
眠りたくない、目覚めたくない
誰かのための空き瓶に 放られて、もはや何もない

 何者にもなれなかった君と僕が 
 荒れ狂う川を眺めてる
 鮮明すぎて焼きついたシーンは故に
 美しく創れも 出来ないまま

 何者にもなれなかった君と僕が
 土砂降りの雨に打たれてる
 運命と言えば終わる後が続くのなら
 エンディングですらも 誰かのもの


 あったはずの奇跡が なかった世界
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国道79号線

2018年05月11日 00:00

国道79号線


青春がまた一つ消えた
新しい幸せの身代わりに

 記憶を火に焼べて未来を灯すのか その逆か
 今日はいつだって 昨日のハイライト

  ラララ 脳裏で描き損ねた道へ
  朽ち果てた自分の世界を
  ラララ 遥かへぶっ飛ばしていこう
  間違っていればそれでいい


白秋がまた一つ増えた
手に取った歓びと引き換えに

 自分がいなくても世界は存える つつがなく
 明日の仕様なら 今日のブートレグ

  ラララ 選ばず通り過ぎた道へ
  掠めてた平行世界を
  ラララ 見事にぶっ飛ばしてみよう
  今更としても構わない


   現実との境目が 曖昧な夢
   目覚めて尚引き摺られ 飛ばされそうな

   どうせ誰にも知られない 理想郷だ
   いつかそこに辿り着く その日のために

   死んだ目のままで 今日を生きようか 生きような


  ラララ 誰にも侵されない道へ
  隠してた精神世界を
  ラララ 一気にぶっ飛ばしてやろう
  一度きりならばそれもいい

  ラララ 国道79号線へ
  空想と虚像の世界を
  ラララ 自由にぶっ飛ばしてしまおう
  変わらないものは何もない

  終わらないものは何もない
  
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