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泡沫なもの

2014年09月19日 22:30

泡沫なもの

昔を取り返そうと 折れた茎がふくらみ
耐えきれずに枝から裂けた

曇り硝子をたたく 雨はぼかされていた
街の灯をさらに散らし どうしたい

くすねた理想を持ち主に返すような
使いこなせず 掴み損ねてばかりの日々に
崖から投げた紙飛行機は 波間に飲まれた 


皹だらけの煉瓦 蔦がからんでは伸びる
取り壊されることなど知らず

閉め忘れた窓は 季節の継ぎ目を教え
始まりきらない朝に 限を見る

空にて砕けた光が影を映し
軟な体を 擦り抜けながら落ちゆく日々に
崖から投げた紙飛行機で 次をなくした


明かりの形を包む たなごころを零れる色たち
残された重みを胸に当てれば

蘇れど帰れない かげろうにも似た秘密基地で
コオラセタキオクがさまよっている


誇りから育てた正体が握りしめる
刃のような 鋭い痛みとなった日々に
崖から投げた紙飛行機から 見上げられてた






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製作期:2002-2003



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