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道旅(真夏から遠くまで)

2018年04月09日 00:00

道旅(真夏から遠くまで)


格子のついた窓の外で 始まった真夏から
随分と遠くまで 来た気がした―


 雨に濡れた歩道にて 立ち止まった
 雪除けの信号は 
 夜に混ざり赤になった

 通りの名がついた歌 耳に携え
 昼に撫でた獣の 
 感触だけ指に抱いた

  七月、碁盤の目をした街は肌寒い


 紫色咲き誇る 場所がやがては
 吹雪にて一面が 
 黒白なる絵になるんだ

  七月、継ぎ接ぎ伸びてく丘は果てもない

切り分けられた入道雲が 見下ろした真夏から
随分と遠くまで 来た気がした

それでもここは時の中で 地続きなんだろう
置き去った自分なら 旅の果てで
再び出逢う


   もう二度と逢わない 沢山の人々とすれ違って
   もう二度と見れない 一瞬の殆どを忘れ去って


  七月、ジオラマと化した街を見下ろした

咽返るほど熱を帯びて 居座った真夏から
随分と遠くまで 来た気がした

それでもそこは重苦しく 閉ざされた真冬へと
騙し絵になり変わる 旅の日々は
誰かの暮らしだ

  
   夢は終わり
   日々が始まる





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製作:201707
by eRoiMo.dat


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